沈黙の臓器が出すSOSを見逃すな!
尿の状態で腎臓の調子がわかる 沈黙の臓器である腎臓は、状態が悪くなってもなかなか自覚症状が現れません。
そのため、腎臓病の早期発見には定期的な検査が大切なのですが、日々、自分の調子を注意深く観察することで、腎機能低下が引き起こす変化に気づくことができます。
変化がもっとも現れやすいのが、尿の状態です。見た目や匂い、回数などから変化を察知できます。
たとえば、泡立っている場合は、尿たんぱくが漏れ出ている可能性があります。尿が茶色や黒色に近い場合は、血尿が考えられ、甘い匂いがする場合は糖尿病性腎症の恐れありです。
また、1日10回以上トイレに行く、就寝中に何度も目が覚めるといった場合や、反対に極端にトイレに行く回数が減った場合も、腎機能の低下が疑われます。
尿による排出が不完全になるとむくみが起こりやすくなるため、靴がきつい、指輪がきついといった変化にも気をつけましょう。
ほかに、疲れがとれにくい、だるい、すぐに息切れするようになるといった場合や汗をかかない場合も、腎機能に問題が起こっている可能性があります。
こうした変化は必ずしも腎機能低下が原因とは限りませんが、気になる症状があれば医療機関を受診してください。
腎臓病の治療には早期発見が重要なので、くれぐれも自己診断ですませないようにしましょう。
たまには外でおいしいものを食べたいときや会社の送別会などで、外食をする機会もあるでしょう。その際、どんな点に気をつかうべきなのでしょうか。
外食は自宅と比べて味付けが濃く、量も多めになる傾向があります。メニュー選びや食べ方でいくつかのポイントをおさえることが、腎臓を守ることにつながります。
外食でのおすすめは、定食スタイルです。味噌汁や漬物の塩分には少々注意が必要ですが、おかずの品数は多め、ご飯は少なめという理想のバランスを実現しやすくなります。
その真逆といえるのが、牛丼やラーメンといった単品だけですませるケースです。
忙しいときのランチには便利ですし人気もありますが、丼メニューやラーメンは糖質が多い分、血糖値が上がりやすく、腎臓にも大きな負担をかけます。忙しいからと早食いすれば、なおさらです。
塩分にも気をつける必要があります。ラーメンをスープまで飲み干せば、それだけで1日分の6グラムをあっさりオーバーしてしまいます。
定食の味噌汁にもいえることですが、汁物は具材だけを食べて汁を残すなど、ある程度の減塩を図りましょう。
また、ファストフードや加工食品を使った料理はリンが多く含まれているため、腎機能を低下させないためにも週1回までにしましょう。