子宝相談

・不妊治療は、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかります。

・現代医学による不妊治療だけでは、なかなか成果が出にくい場合もあります。

・漢方医学では、「妊娠しやすい身体づくり」を重視しています。

・現代医学の治療(手段)に、漢方医学の力をプラスすることで、無事に妊娠へとつながるケースも多くあります。

・当店では、現代医学と漢方医学それぞれの“良いところ”を取り入れ、妊娠成功率を高めることを第一に考えた漢方相談を行っております

不妊症を改善するために ― 体の根本から見直そう ― はじめに

ここ10年ほどの間に、不妊症に悩む女性や男性がずいぶん増えてきたと感じます。
地球環境の悪化、空気・水・土の汚染、農薬や添加物などの化学物質、ファーストフードの増加、冷房の普及、年間を通しての冷飲食物の摂取などにより、生物としての生命力が急激に低下しているように思われます。

ホルモン剤の服用や人工授精、体外受精といった技術に頼る前に、まずは 根本から体を変えること から始めてみませんか?

食生活を見直そう

日本人には、昔ながらの日本の食事が最も合っています。
ファーストフードや肉類・油物・乳製品・白砂糖は控え、玄米・黒ごま・根菜類・豆類・海藻類・梅干・味噌汁 などを中心に、よく噛んで食べましょう。

このようなシンプルな食事が、体の生命力を取り戻してくれます。
栄養過多は、かえって不妊症や乳がん、子宮がんなどの体質を作る原因にもなります。

夏に病気はつくられる

夏に冷房で体を冷やし、冷たい物を多く摂ると、体は外からも内からも冷えてしまいます。
その冷えが毎年積み重なることで、代謝が落ち、生命力が低下し、不妊症や生理痛、生理不順の原因にもなります。

夏でも冷たい飲食物は控え、体を冷やさないよう心掛けましょう。
麦茶、ジュース、アイスクリーム、果物、生野菜、甘いお菓子、ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルトなども体を冷やすため、摂りすぎに注意が必要です。

シャワーではなく、お風呂で温まろう

シャワーは表面だけを温めるため、毛穴が開いて体の熱が逃げ、かえって冷えてしまいます。
湯船にゆっくり浸かって、体の芯の冷えを取りましょう。
夏も冷房による冷えを取るために、1日の終わりにはゆっくり入浴を。カラスの行水ではいけません。

冬は湯冷めしないうちに布団に入りましょう。
また、朝のシャンプーは体を冷やすため禁物。生理中のシャンプーも子宮を冷やす原因になります。

夜更かしは禁物 ― 夜12時前に就寝を

漢方では「腎は生命力の源」と考えます。腎が休まるのは夜12時前後です。
この時間には熟睡していることが大切。腎をしっかり休ませることが、妊娠・出産にとても重要です。

理想は午後10時就寝・午前5時起床。難しい場合も、せめて夜12時前には眠るように心掛けましょう。

1日30分以上、歩こう

歩くことは基本です。ほんのり汗ばむ程度の運動は、気血の巡りを良くし、体全体を活性化します。
ヨーガなどのゆっくりした運動も経絡を刺激し、気血の流れを促進します。

ただし、やり過ぎは逆効果。無理な運動で腎気(生命力)を損なうと、不妊症を悪化させる場合もあります。
毎日少しずつ、無理なく続けることが大切です。

妊娠・出産は自然なこと

妊娠・出産は本来、とても自然なことです。
体が整えば自然に妊娠し、出産も順調に進みます。

「切迫流産で何ヶ月も安静」「帝王切開でなければ危険」といった状況は、本来の自然の姿から外れたもの。
生命の原点とも言える妊娠・出産を、できるだけ自然な形で迎えるために、しっかりとした体づくり が欠かせません。

焦らないこと

不妊症で相談に来られる方は、みなさん焦っておられます。
しかし、体が整うには時間がかかります。

新しい命を授かるという大事業には、腰を据えて、じっくりと心と体を整える時間 が必要です。

漢方薬で体を温めよう

漢方薬は、女性が自然に妊娠できるように、血を補い、血流を改善し、体を温め、ホルモンのバランスを整える働きをします。
体が整い、子宮が健康になれば、受精卵の着床が改善し、安全な「胎児の寝床」ができあがります。

また、漢方薬は男性の精子数や運動率の向上にも効果があります。

アトピー性皮膚炎は治ったけれど、不妊症?!

最近、「アトピーは治ったけれど不妊症」という相談が増えています。
しかし「治ったように見えるだけ」で、実は体が冷えて排出力を失っているケースが多いのです。

不妊症治療のために体を温める漢方薬を服用すると、アトピー症状が一時的に再発することがあります。
これは体が温まり、自己治癒力が再び働き始めた証拠 です。

漢方では、アトピーも不妊症も「全体のバランスの乱れ」として捉えます。
冷え性やアトピーを改善し、体を整えて妊娠すれば、赤ちゃんも健康でアレルギーのない体質 に育ちます。
一時的な症状の悪化を恐れず、しっかり治して「きれいな体」で出産を迎えましょう。

漢方相談はご夫婦で

不妊症の漢方相談は、できるだけご夫婦で受けてください。
漢方服用だけでなく、食事や生活習慣の改善も家庭全体で取り組むことが大切です。
夫婦で協力しながら、体づくりを進めていきましょう。