突然、周囲がぐるぐると回り出す激しいめまい…吐き気や冷や汗を伴うこともある「良性発作性頭位めまい症」。
それは、耳の奥にある小さな石の“迷子”が原因かもしれない。さらに、女性に多い骨粗しょう症との意外な関係も。
良性発作性頭位めまい症は、平衡感覚を司る三半規管に耳石が入り込むことで起こる病気。
三半規管の付け根に耳石が詰まった器官があり「本来は耳石器の中にある耳石が剥がれて塊になり、三半規管の中に入り込む」ことでめまいが起きるという。
剥がれた耳石は三半規管の内部を移動し、人が寝返りをしたり寝たり起きたりするたびに動く。
「その耳石が動く刺激が、三半規管の付け根にある感覚細胞に伝わることでめまいとして自覚される」のが発症のメカニズムだ。
周囲がぐるぐると回るように感じる激しいめまいに加え、多くの人が吐き気を伴うほか、動悸がしたり冷や汗をかく人も。
症状の激しさゆえに深刻な病気と混同されやすいが、病名に「良性」とあるとおり、適切な対処によって改善が見込める。
気圧の変動が内耳の環境に影響を与えると考えられており、季節の変わり目には特に注意が必要だ。
「目がぐるぐるとめまいがある場合、あるいは吐き気がある場合、良性発作性頭位めまい症の可能性がある」として「寝返りをしても治らないという場合は、速やかに受診を」と呼びかけている。